無理なく続く!「むし歯ゼロ育児」を叶える4つの黄金ステップ
「頑張って磨いているのに、むし歯ができたらどうしよう…」と不安になっていませんか?
むし歯予防で大切なのは「歯磨きの回数」だけではありません。現場で多くのお子さんを見てきた私が、お家で今日から実践できる「本当に効果のある4ステップ」をまとめました。
ステップ1:水分補給は「水か麦茶」を基本に
ジュースが絶対にダメ、というわけではありません。大切なのは「お口が乾いた状態で甘いものを飲まないこと」です。
- しゃもじを想像してみて! 乾いた「しゃもじ」でご飯をよそうと、粒がベタッとくっついて取れなくなりますよね?お口の中も同じなんです。 カラカラに乾いた状態で甘いものを食べると、汚れが歯にガッチリこびりついてしまいます。だから、食べる前に「お水を一杯」飲んでください。 しゃもじを水で濡らすのと同じで、お口を潤すだけで汚れを跳ね返す「水分のバリア」ができるんです。
- 「先出し・後出し」作戦 おやつの時は、先に水を一口飲んでお口を湿らせ、最後も水で終わらせて糖分を流しましょう。これだけでむし歯リスクはグッと下がります。
- ジュースは水分補給の役割は果たせませんジュースだけで終わるとまた喉が渇いてまたジュースを欲しがる、エンドレスジュースになります。ジュースはご褒美や外食時、もしくはおやつの時に一緒に楽しみましょう。
ステップ2:3時のおやつを「賢く」楽しむ
「3時のおやつ」は、むし歯予防の面でも理にかなっています。なぜなら、お口の汚れを洗い流してくれる唾液の量は、午後3時ごろにピークを迎えるからです。万能な唾液がたくさん出ているうちに、おやつタイムを楽しみましょう!
守ってほしい3つのポイント
- 「ダラダラ食べ」はNG! 唾液がお口の中を中和する力を守るため、食事3回+おやつ1回が理想です。ちなみに、食後のデザートとしてすぐ食べるなら「食事の一部」としてカウントされるのでセーフですよ。
- 寝る前の甘いものは一番危険 たとえ歯を磨いたとしても、寝ている間は唾液がグッと減ってしまいます。夜間のむし歯リスクは急上昇するので、寝る前のデザートは控えましょう。
- 魔の「午後5時」は、賢くつまみ食い! 夕飯の支度中、お腹を空かせた子供のぐずりにイライラするのは辛いですよね。そんな時は「お菓子」ではなく、むし歯になりにくいチーズ、スティック野菜を「つまみ食い」させちゃいましょう。これならママの心の平和も、子供の歯も両方守れます。
⚠️ 要注意!「体に良いもの」が歯を溶かす? つまみ食いや間食を選ぶとき、一つだけ気をつけてほしいことがあります。 それは、「砂糖よりもレモンのほうが歯を溶かす」という事実です。
お酢やレモン、柑橘系のフルーツは「体に良い」イメージがありますよね。確かに体には良いかもしれませんが、歯にとっては大ダメージになることがあります。酸性の強いものをダラダラ食べたり飲んだりすると、酸の影響で歯の表面が溶け出してしまいます。
「体に良いから安心」ではなく、「歯には刺激が強いかも?」という視点を少しだけ持ってみてくださいね。
ステップ3:フッ素を最強の味方にする
乳歯や生えたての永久歯は、歯の表面(エナメル質)がとても弱くて溶けやすい状態です。
- プロの塗布+毎日のケア 歯医者さんでの高濃度フッ素(3ヶ月〜半年に1回)でガツンと強化し、お家での低濃度フッ素でその効果をキープしましょう。
- 常にフッ素が「停滞」しているイメージ 歯磨きの時、年齢に合った適正量のフッ素入りジェルを使って、常にお口の中にフッ素がある状態を作ります。
- うがいはしない、もしくは少量の水で1回ブクブクうがいを何回もしてしまうとせっかくのフッ素の成分が流れてしまいます。お口にたまった唾液を吐きだすだけか少量の水で軽くうがいでOKです。
- 適正フッ素濃度と使用量はこちらから

ステップ4:毎食後の歯磨き・夜のフロスを「当たり前」の習慣に
できるだけ毎食後の歯磨きをおすすめします。できないときはぶくぶくうがい。それも難しい時はお水を飲んで食べかすを洗い流しましょう。お茶碗にこびりついたご飯が、時間が経つと取れなくなるのと同じ。汚れは早めに落とすのが鉄則です。
そして重要なのが、歯と歯の間の汚れ。
- ハブラシだけでは「半分」しか磨けていない 歯と歯の間は、ハブラシでは届きません。特に4〜5歳からは歯間のむし歯が急増します。
- 必殺「フロスにジェル」! フロスにフッ素入りの歯磨きジェルをつけるのが超おすすめ。好きな味のジェルならお子さんも喜んでくれますし、リスクの高い歯間に直接フッ素を届けられます。
- 「2〜3歳」からフロスと友達に 我が家の子どもたち(3人)も、やり方を教えなくても3〜4歳で自然にフロスをしていました。「歯磨き=ハブラシ+フロス」というセットを、遊び感覚で定着させてしまいましょう。

歯ブラシとフロスのセッティング例
むし歯ゼロ育児・今回のまとめ
- 乾いたお口にジュースを入れない(お口を濡らしてバリア)
- 5時の空腹は「つまみ食い」でかわす(おすすめはチーズとスティック野菜)
- フッ素を常に停滞させる(プロの高濃度フッ素塗布とお家でフッ素ジェル)
- 「歯磨き=ハブラシ+フロス」の二刀流を習慣にする(フロスにもフッ素ジェルを!)
一気に全部やらなくても大丈夫。まずは今日、おやつ前後の「お水一口」から始めてみてください。
それだけで、あなたの『むし歯ゼロ育児』は大きな一歩を踏み出しています!」
むし歯ゼロ育児について、全体像から知りたい方は
▶︎ トップページ「むし歯ゼロ育児」も参考にしてください。


